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大型連休の空き巣被害に注意|施錠していても侵入される理由と防犯対策

鍵をかけていても侵入される理由を鍵屋が解説

ゴールデンウィークのような大型連休は、家を空ける人が増えるぶん、空き巣にとっても動きやすい時期になります。
しかも今は、ただ鍵をかけていれば安心という時代ではなく、警察庁も侵入に5分以上かかると約7割、10分以上かかるとほとんどがあきらめるとして、侵入に時間をかけさせる対策の重要性を案内しています。 (npa.go.jp)

実際、侵入窃盗ではガラス破りやドア錠破りによる被害が多く、警察庁や警視庁も、玄関鍵だけでなく、窓・玄関ドア・補助錠・防犯フィルム・光・音・人の目まで含めた対策を勧めています。つまり防犯は、鍵だけを強くすれば終わる話ではなく、家全体の弱点をどう減らすかで差が出るということです。 (npa.go.jp) (keishicho.metro.tokyo.lg.jp)

この記事では、GW時期の空き巣ニュースをきっかけに、施錠していても侵入される理由と、鍵屋の視点で見た本当にやるべき防犯対策を整理します。

目次

GWに空き巣が増えやすい理由

大型連休になると、帰省や旅行で家を空ける家庭が増えます。
空き巣から見れば、それだけ留守の家を見つけやすくなるわけですし、連休前は現金を下ろして家に置いていたり、しばらく不在にするため郵便物がたまりやすくなったりと、狙う側にとって都合のいい条件がそろいやすくなります。政府広報でも、住宅を狙った侵入犯罪では在宅・不在を問わず荒っぽい手口が目立つとして、防犯対策の見直しを呼びかけています。 (gov-online.go.jp)

コバヤシの現場感覚でも、普段は「ゴミ出しの少しの時間だけだから」「すぐ戻るから」と無施錠で出てしまう人がまだいますが、大型連休のような時期はさすがに戸締まりをする家庭が多くなります。
すると侵入犯は、開いている家を探すよりも、閉まっていても入りやすい家を探す方へ動き方が変わっていきます。

鍵をかけていても侵入されるのはなぜか

窓が危険です

ここは、一般の人が一番誤解しやすいところかもしれません。

防犯と聞くと、まず玄関鍵を思い浮かべる人が多いのですが、実際の侵入犯は必ずしも鍵穴から勝負するわけではありません。
コバヤシの見立てでも、今は「鍵穴から開ける」被害は以前ほど目立たず、昔も今も多いのは、窓ガラスを割ってクレセント錠を開ける手口です。警察庁も、窓ガラスの強化や補助錠の設置を強く勧めていて、結局のところ鍵が閉まっていても、窓が弱ければそこが入口になるということです。 (npa.go.jp)

さらに玄関についても、錠が1つだけだと侵入に時間を要しにくいため、警視庁は補助錠ガードプレートの活用を案内しています。つまり、玄関ドアも「鍵が付いているから安心」ではなく、ワンロックのままでは弱いケースがあるということです。 (keishicho.metro.tokyo.lg.jp)

一戸建てで本当に気をつけたい場所

窓に付いているクレセント錠です

一戸建てでまず優先して見直したいのは、やはり窓です。

侵入犯は、窓ガラスを全部派手に割って入ることはあまりしません。
そこまで大きな音を出せば、近所の人に気づかれる可能性が高くなるからです。
そのため実際によく狙われるのは、クレセント錠の周辺だけを割って手や工具を入れ、解錠して窓をスライドさせる方法です。警察庁も、戸建住宅では侵入口として窓が多いことを示していて、窓ガラスの強化や補助錠の設置を勧めています。 (npa.go.jp)

コバヤシの考え方で、そのまま実用的なのは次のような対策です。

  • クレセント錠の横にロック機構が付いている場合は、そこまできちんと閉める
  • 窓の上と下に補助錠を付ける
  • 1階の窓を優先して防犯強化する
  • 防犯フィルムや補助錠で、とにかく開けるまでの時間を延ばす

ここで大事なのは、完璧に入れなくすることより、面倒な家にすることです。
警察庁の「住まいる防犯110番」でも、侵入に5分以上かかると約7割、10分以上かかるとほとんどがあきらめると案内されています。つまり、防犯は“絶対に破られないこと”を目指すというより、時間をかけさせて諦めさせることの方が現実的です。 (npa.go.jp)

網入りガラスは防犯ガラスではない

網入りガラスは防火用です

ここも、かなり誤解が多いところです。

網入りガラスを見ると、「中に網が入っているから丈夫そう」「簡単には割れなさそう」と思う人がいますが、コバヤシの見解では、ここを過信しない方がいい。
というのも、網入りガラスは本来防火のためのガラスであって、防犯のためのガラスではないからです。

火災時に飛散しにくくするための構造なので、音が出にくく、侵入犯にとってはむしろ都合がいい場合もあります。警察庁も、防犯対策としては網入りガラスではなく、防犯フィルムや防犯ガラス、補助錠などで窓全体を強化することを勧めています。 (npa.go.jp)

つまり、網入りガラスだから安心というのは、かなり危ない思い込みです。

一戸建てで効くのは「音・光・近所の目」

コバヤシが現場で感じているのは、侵入犯が最も嫌がるのは、結局のところ音・光・人の目だということです。

警察庁の防犯情報でも、侵入犯は「近所の人に声をかけられたり、じろじろ見られたりすること」を嫌うとされています。つまり、普段から近所付き合いがあり、顔見知り同士で声がかかる地域は、それだけで入りづらい環境になります。 (npa.go.jp)

そのうえで、

  • 人感センサーライト
  • 防犯アラーム
  • 防犯ステッカー
  • 防犯カメラ
  • 郵便物をためない
  • 留守に見えない工夫をする

こうした「見た目で嫌がらせる」要素もかなり有効です。
本当に強固な設備でなくても、この家は面倒そうだなと思わせるだけで、侵入先の候補から外れやすくなります。

マンションはオートロックでも安心しすぎない

マンションは一戸建てより安全だと思われがちですが、コバヤシはそこも少し違う角度で見ています。

たしかにオートロックのある建物は、外からの侵入ハードルは上がります。
ただし、一度中に入り込まれてしまうと、逆に人と会わずに動けてしまうことがある。
つまり、入りにくいけれど、入られた後はやりやすい面もあるということです。

特に「オートロックだから大丈夫」と思って、自宅玄関の鍵を閉めない人は危ないです。警察庁や警視庁も、在宅時も含めた戸締まりの徹底と、玄関ドアの補助錠を勧めています。マンションでも、玄関ドアはワンロックよりツーロックの方が侵入に時間をかけさせやすく、バールなどでのこじ開け対策としても有効です。 (npa.go.jp)

だからマンションでも、オートロックを過信せず、自宅玄関の鍵は必ず閉めるという基本を外さない方がいいということです。

SNS時代は「留守を見せない」ことも防犯

今回のニュースでは、玄関先にカニやクワガタを置いて住人に投稿させる手口が紹介されていました。

この手口は、玄関先にカニやクワガタなど目を引くものをあえて置き、住人が「何これ?」と驚いてSNSに投稿するのを待つ、という流れです。投稿された写真や背景、書き方などからアカウントを特定し、その後もしばらく投稿内容を追いながら、旅行や帰省の予定、家を空ける時間帯、生活パターンを探っていきます。つまり、最初のカニやクワガタ自体が目的ではなく、SNSに反応させることが目的で、その先にある「いつ留守になるか」を見極めるためのきっかけとして使われている、ということです。

この手口自体がどこまで広く確認されているかは慎重に見た方がいいですが、コバヤシが本当に重要だと見ているのはそこではありません。

問題は、SNSが生活パターンを読まれる材料になることです。

  • 旅行中のリアルタイム投稿
  • 「今日から数日いません」と分かる投稿
  • 自宅近辺の写真
  • 玄関まわりの特徴が分かる写真
  • 仕事の行き帰りの時間が推測できる投稿

こうした情報が積み重なると、留守宅を狙う側にとってはかなり都合がいい。警察庁の防犯対策資料でも、在宅状況や家族構成、資産状況などをむやみに答えたり見せたりしないことが勧められています。 (npa.go.jp)

つまり今の防犯は、鍵を閉めるだけでなく、情報を出しすぎないことも含めて防犯ということです。

鍵屋として見る、本当の防犯対策

実際に取り付けた補助錠です

コバヤシの考えをまとめると、防犯の軸はかなりシンプルです。

完璧に入れません、は難しい。
だから、とにかく時間をかけさせる。
そして、面倒そうな家にする。

これに尽きます。

具体的には、

  • 窓に補助錠を付ける
  • 防犯フィルムや防犯ガラスを使う
  • 玄関や勝手口をツーロックにする
  • ガードプレートなどでこじ開けにくくする
  • センサーライトやアラームを使う
  • 防犯ステッカーで見た目の抑止力を出す
  • 留守を見せない
  • SNSで生活パターンを出さない

この積み重ねです。

警察庁や警視庁の防犯情報も、結局は同じ方向を向いています。
侵入に時間をかけさせること、窓やドアを強くすること、見られる・音が出る環境を作ること。
ここが基本です。 (npa.go.jp)

まとめ

ゴールデンウィークのような長期休暇は、空き巣に狙われやすい時期です。
しかも今は、鍵をかけていれば安心という時代ではありません。

窓ガラスを割ってクレセントを開ける。
玄関ドアをこじ開ける。
SNSから留守の情報を拾う。
侵入犯は、家の弱いところを見て入ってきます。

だからこそ、防犯は鍵だけでは足りません。
窓、玄関ドア、補助錠、防犯フィルム、光、音、人の目、そして情報の出し方まで含めて考える必要があります。

長期休暇の前は、鍵を閉めるだけで終わらせず、どこが弱いかを見直す
それが、今の時代の防犯対策です。

参考資料

・警察庁「住まいる防犯110番(侵入に時間をかけさせる対策)」
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_e_3.html

・警察庁「住まいる防犯110番(住宅等侵入犯罪の現状と対策)」
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_d_1.html

・警視庁「侵入窃盗の防犯対策」
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/higai/akisu/akisu.html

・政府広報オンライン「空き巣や強盗から命と財産を守る『住まいの防犯対策』」
https://www.gov-online.go.jp/article/202310/entry-9977.html

・警察庁「侵入犯罪に対する防犯対策」
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/kobetubouhan/shinnyuuhanzaitaisaku.pdf

・警察庁「住まいる防犯110番(一戸建住宅の侵入防止対策)」
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_b_1.html

・警察庁「住まいる防犯110番(侵入犯が嫌がるポイント)」
https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_e_3_main.html

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