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依頼者様の詳細
- 住所: 埼玉県所沢市
- 名前: M様40代夫婦
- 施工日: 2025年8月23日
- 住宅種別: 一戸建て(築30〜40年)
- 参考価格: 修理 18,000円から/交換の場合 上下セット 30,000〜60,000円台
依頼内容(お客様の困りごと)
所沢市にお住まいのM様(40代ご夫婦)より、「玄関の上の鍵穴が固くて回らない」とのご相談をいただきました。
ご自宅は築30年以上経っており、玄関には上下2個同一のシリンダーが設置されているタイプ。
依頼時点で特に上部シリンダーが重く、鍵が挿さっても回らない状態になっていました。
「できれば修理で済ませたい」というご要望でしたが、現場で確認したところシリンダー内部には経年劣化による金属片が多く、潤滑油の誤使用による汚れも蓄積していました。
特に市販の「556」やミシン油を過去に注入されていた痕跡があり、内部バネが固着して本来の収縮が機能していない状態。
本来であれば上下2個ともシリンダー交換が望ましい状況でしたが、ご予算の都合で今回は修理対応を希望されました。
そのため、シリンダーを分解清掃し、内部の金属粉を取り除いて可動域を回復させる方法で施工を進めました。
コバヤシのご提案
今回は、所沢市のM様宅にて、玄関の上下2個同一シリンダーの修理を行いました。
まず、上部シリンダーを分解したところ、内部には細かい金属粉と油分が混ざり合った黒い塊が堆積していました。
これは長年の使用で鍵山が削れた金属片と、過去に注入された556が固着したもの。
こうした汚れは潤滑ではなく逆に動きを阻害し、ピンの噛み合わせを狂わせて鍵が回らなくなる原因となります。
取り出した部品は一つひとつ清掃し、特殊な溶剤で油汚れを分解。
摩耗が進んでいたスプリング部分は再調整して戻し、動作に必要な最低限の機能を回復させました。
施工後は明らかに鍵の回転が軽くなり、「以前よりスムーズに開け閉めできる」とお客様にも実感いただけました。
ただし、この修理はあくまで「一時的な延命」にすぎません。
日本ロック工業会でも一般シリンダーは「おおむね10年で交換推奨」とされており、30年以上使用されたシリンダーは寿命を超えています。内部部品の摩耗やバネの劣化は避けられないため、再び同じ症状が出る可能性は高いと説明しました。
交換をご案内した場合、上下セットで対応する必要があり、ディンプルキー仕様であれば2〜3万円台、耐久性の高いモデルであれば上限6万円前後となることもご案内しました。
しかし「まずは修理で使えるように」とのご希望を優先し、今回は修理のみで作業完了としました。
施工時間は約20分。修理後、上下シリンダーの動作確認を繰り返し行い、現時点ではスムーズに開閉できることを確認しました。
今回のように「修理で延命するか、交換で安心を得るか」は予算との兼ね合いになります。
ただし、市販の潤滑油(特に556)の使用は厳禁で、内部部品を固着させて寿命を縮める原因になります。
違和感が出た段階で早めに専門業者に相談いただければ、被害を最小限に抑えられます。

お客様の声
「玄関の鍵が固く、特に上の鍵穴は回らない状態でとても不便でした。
できれば交換ではなく修理で済ませたいと思い相談しました。
現場で丁寧に分解していただいたところ、内部には金属片や油の塊がたくさん出てきて驚きました。
市販の556を使ったのも逆効果だったと知り、もっと早く専門の方にお願いすればよかったと思いました。
修理後は鍵穴がスムーズに回るようになり、とても助かりました。
業者さんから『寿命を超えているので交換がベスト』と説明を受けましたが、今回は予算の都合で修理にしていただきました。今後また不具合が出たときは交換も検討したいと思います。
検索で『所沢 鍵修理』と調べてホームページを見つけました。
本人が出ているページを見て信頼できましたし、依頼して本当に良かったです。」
