結論からお伝えします。
ドアクローザーの不調は「異音」「油漏れ」「閉まる速度の異常」が代表的で、異音の多くはアーム部分が原因です。
油が漏れた時点で修理ではなく交換が必要となり、無理なDIYは重大なケガや二次被害につながる可能性があります。
迷った場合は、年数(一般家庭で10~15年)を一つの目安に、早めに専門業者へ相談するのが最も安全で結果的に安く済みます。
ドアクローザーの異音はどこから出る?原因と簡単な見分け方は?

音の発生源は「本体」と「アーム」の2か所ですが、ほとんどはアーム部分です。
よくある音と原因の対応表
| 音の種類 | 主な原因箇所 | 起きやすい理由 | 簡易的な見分け方 |
|---|---|---|---|
| キーキー | アームの連結部 | 金属同士の摩耗・ゆるみ | ドアをゆっくり動かし、アーム付近で音が強くなる |
| ギシギシ | アームの可動部 | 摩耗で隙間ができる | 手でドアを止め、アームを軽く触ると音が変わる |
| ガタガタ | アームとドア枠の固定部 | ネジのゆるみ | 開閉時にアームが小刻みに揺れる |
| ゴーッ | 本体内部(まれ) | 内部部品の劣化 | 本体付近から一定音が続く |
※本体から音が出るケースは稀ですが、ゼロではありません。
異音に対してプロが行う初期対応は?自分でやっても大丈夫?

初期対応は「注油」や「ネジ締め」ですが、一般の方にはおすすめできません。
- プロの初期対応例
- アーム連結部へのシリコンスプレーの注油
- ゆるんだ固定ネジの締め直し
- おすすめできない理由
- 高所作業(脚立)が必要
- 適合しない工具でネジ山を潰すリスク
- 無理な作業で油漏れを誘発する可能性
安全面と結果を考えると、異音が続く場合は業者依頼が無難です。
油漏れはどこまで様子見できる?放置すると何が起きる?
油が漏れたら様子見は不可。即交換が必要です。
油漏れを放置した場合の具体的リスク
- ドアが閉まらず、無理に押して閉めることで丁番(ちょうつがい)が破損
- ドアが勢いよく閉まるようになり、ドア・ノブ・鍵(ラッチ、デッドボルト)を損傷
- クローザーの反発力で、外した際にアームが跳ね上がり大ケガの危険
油漏れ=寿命と考え、早急に交換してください。
夏と冬で動きが変わる?季節による影響と調整の考え方
温度変化で閉まる速度は変わりますが、無理な再調整は危険です。
- 10年以内の機種には速度調整ネジがあります
- ゆっくり:時計回り
- 速く:反時計回り
- 注意点
- 合わないドライバーで回すとネジ破損や油漏れの原因
- 季節ごとの微調整でも、触りすぎはトラブルの元
違和感が大きい場合は調整依頼をおすすめします。
メーカーごとの「持病」や注意点はありますか?
大きな弱点は少ないですが、古いNHN製は交換検討が必要です。
- 主流メーカー:MIWA、NEWSTAR、NHN、RYOBI(市場の9割以上)
- 注意点
- NHN:約20年前に解散。古い製品が多く、部品供給面から他メーカーへ交換推奨
メーカー情報(一次情報)
調整・部品交換・本体交換はどう切り分ける?

使用年数と症状で判断します。
判断の目安
| 判断内容 | 目安 |
|---|---|
| 調整のみ | 使用5~6年以内、油漏れなし |
| 本体交換 | 使用10~15年、油漏れ・速度制御不可 |
| 店舗・事務所 | 開閉回数多く約5年で寿命 |
部品交換で済むケース/本体交換が必須なケースは?
アーム不良は基本的に本体交換になります。
- 部品交換で済む可能性
- ネジの軽度なゆるみ
- 本体交換が必要
- ドアストッパー(約110度で止まる機能)が効かない
- アームの摩耗・歪み
※アーム単体交換は基本的に行わず、本体+アームのセット交換が一般的です。
費用はいくらかかる?作業別の目安は?

内容により8,000円台~40,000円台が目安です。
作業費用の目安(部品代別)
| 作業内容 | 費用目安(税込) |
|---|---|
| 簡単な調整 | 約8,800円 |
| 普通扉の交換 | 20,000円台 |
| 重い扉 | 30,000円台 |
| 店舗扉 | 40,000円台 |
費用が高くなりやすい特殊ケース
- ネジ山が潰れている(タップ作業が必要)
- 特殊工具が必要
- 新規取り付け(穴あけ):+約20,000円
Q&A:よくある疑問に即答します

Q. 調整ネジを回しすぎるとどうなる?
A. ネジ破損や油漏れが起き、交換が必要になります。
Q. DIY調整が効かない=寿命?
A. 油漏れがあれば明確な寿命です。一般家庭で10~15年が交換目安です。
Q. 悪質業者を避けるチェックポイントは?
A.下記ポイントをチェックしてください
- 料金目安がHPに明記
- 作業者本人が掲載
- 独自の工事保証期間がある
※「見積もり無料」を強調する大規模業者は高額になるケースもあります。
交換後に寿命を延ばすためにできることは?
無理に押したり引いたりしないことが最重要です。
- 閉まる途中で手で押さない・引かない
- 日常メンテナンスは基本不要
- 家族の閉め方を一度チェックする
「カギとドア修理コバヤシ」の強み

私たち「カギとドア修理コバヤシ」では、ドアクローザーの修理や交換を迅速に行っています。
お客様の元に伺い、問題をしっかりと診断してから、適切な修理を行います。また、以下の点も当社の強みです。
- 豊富な経験と実績: 長年にわたり、数多くのドアクローザーを修理・交換してきました。その経験を活かして、迅速かつ確実に対応いたします。
- 透明な料金体系: 不透明な追加料金は一切ありません。事前にお見積もりを提示し、ご納得いただいてから作業を開始します。
- 信頼の技術力: テレビやラジオ、雑誌などで取り上げられた実績があります。元ALOA(アメリカロックスミス協会)会員の技術で安心してお任せいただけます。
まとめ
ドアクローザーの修理が必要になったら、まずは「カギとドア修理コバヤシ」にご相談ください。お問い合わせはお電話やLINEで受け付けております。親切丁寧に対応いたしますので、どんな小さなことでもお気軽にご連絡ください。

それでは、皆さんのご連絡をお待ちしております。どうぞよろしくお願いします!

