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依頼者様の詳細
- 住所: 埼玉県朝霞市根岸台
- 名前: F様
- 施工日: 2025年8月26日
- 住宅種別: マンション
- 参考価格: 蝶番調整 1箇所5,000〜7,000円台
依頼内容(お客様の困りごと)

埼玉県朝霞市根岸台にお住まいのF様からのご依頼でした。
築40年のマンションに長く暮らされており、室内ドアの建て付けに不具合が出てしまい困っていたそうです。
具体的には、ドアを閉めると右上が枠に当たってしまい、スムーズに動かなくなっていました。
開け閉めするたびに「ガツッ」と引っかかり、不快な音と振動があり、毎日の生活に支障が出ていたとのことです。
F様はご自身でもドライバーを使って調整を試みたそうですが、上側の蝶番のネジがもともと弱っていたため、さらにネジ山がなめてしまい、しっかり締めることができなくなってしまったとのことでした。
「どうしても気になって自分で直そうとしたけど、逆に悪化させてしまった…」とお話しされ、不安と後悔の入り混じったご様子でした。室内のドアは毎日必ず使うものですから、少しの不具合でも生活の快適さに大きく影響します。
特に今回は築年数が古い物件で、部品の劣化も進んでいたため、「もう交換しかないのでは?」という強い不安を抱えられていました。
コバヤシのご提案

現場を拝見すると、確かに上部蝶番のネジ山が潰れかけており、ドライバーの食いつきが甘くなっていました。
このままでは調整が効かず、部品ごと交換が必要になる可能性もありました。
ただ、まだわずかにネジを効かせる余地があったため、今回は交換ではなく調整で解決する方針を立てました。
まず、ドア全体の傾きを確認し、当たっている右上部分を持ち上げるように調整します。
蝶番の上と下、両方のバランスを見ながら少しずつ微調整を加えました。
ネジが弱っているため、一度に力を加えるとさらに潰れてしまうリスクがあるので、押し込みながら慎重にトルクをかける「押し8割・回し2割」の基本を徹底しました。
また、今回は既存のネジが長年使われており摩耗していたため、締め付ける角度を工夫する必要がありました。
力任せに回すのではなく、ネジ山の残りを活かして少しずつ効かせる作業です。
素人の方がやりがちな「とにかく回す」やり方では、すぐに完全に空回りしてしまう状況でした。
調整を終えて試しにドアを閉めてみると、これまで「ガツッ」と当たっていた右上が枠に当たらず、スムーズに収まりました。上部と下部の蝶番のバランスが整ったことで、ドア全体の重さが分散され、軽く開閉できる状態に復活しました。
さらに、今後の注意点として「無理に自分で回さないこと」をお伝えしました。
特に築年数が経った住宅では、ネジや蝶番自体が劣化しているケースが多く、ドライバーの種類や力加減を間違えると、すぐにネジ山を潰してしまいます。実際、今回もご自身で調整した際にネジ山が悪化し、より厳しい状態になっていました。
交換を勧めるかどうかの判断も含めて現場で確認しましたが、今回はギリギリ調整で持ち直すことができたため、費用も抑えつつ、快適さを取り戻せました。
万が一再び不具合が出る場合は、蝶番ごと交換すればさらに安心して長く使えることもご案内し、ご理解いただけました。
お客様の声

「ドアの右上がずっと当たってしまい、開け閉めのたびにストレスを感じていました。
自分で直せると思ってドライバーを使ったのですが、ネジがなめてしまい、もうどうにもできなくなってしまって…。
今回、コバヤシさんにお願いして本当に助かりました。
ギリギリの状態だったそうですが、交換せずに調整で直していただけて、ドアがスムーズに動くようになりました。
毎日のちょっとした不便がなくなっただけで、こんなに気持ちが楽になるんだと実感しました。
また、自分で無理にいじると逆に悪くしてしまうことも教えていただき、今後は早めにプロにお願いしようと思いました。
築年数が古いマンションなので、他のドアや蝶番も不安が出てきたら、またお願いしたいです。」
