施工画像
何十年も開けていなかったドアをピッキングで解錠
特殊なGOAL製の鍵を電動ドライバーを使って交換中
依頼者様の詳細
- 住所: 東京都世田谷区
- 名前: Y様70代男性
- 施工日: 2025年7月25日
- 住宅種別: 一戸建て
依頼内容(お客様の困りごと)
「昔、父が住んでいた家なんですが、相続して管理することになりまして…」
今回ご相談いただいたのは、70代の男性Y様。
ご実家として使われていた世田谷区内の一戸建てが、相続後しばらく空き家状態になっていたとのことです。
防犯の観点から、鍵を交換しようと決意されたそうですが、
「何十年も開けていなかったドアが開かない」「勝手口の鍵が特殊らしくて、近所の業者には断られてしまった」とのことで、お電話をいただきました。
最近はこうした“相続した空き家”のトラブルが増えています。
鍵が一つも見つからないケース、錆びついて開かないドア、そもそも建てた当時の鍵メーカーがもう存在しない…など、お悩みの種類もさまざまです。
特に今回のお客様は、「鍵を壊さずに開けてもらえるか?」「勝手口が特殊な鍵らしいが、対応可能か?」という点に強い不安をお持ちでした。
コバヤシのご提案
現地にて状況を確認したところ、まずは玄関の鍵が完全に施錠された状態で開かず、加えて勝手口にも古いメーカー(GOAL製)の特殊な錠前が使用されている状態でした。
初日はお客様立ち会いのもと、まず玄関の2ヶ所を破壊開錠 → 鍵交換。
その場で防犯性の高いディンプルキーをご提案し、安心してお住まいの管理ができる状態に整えました。
ただ、勝手口の鍵については在庫が無かったため、当社提携ルートでGOAL製の該当シリンダーを2個同一キーでオーダー。
約2週間後、再訪にて取り付け施工を行いました。
さらに、「使っていない勝手口の扉も、今のうちに全部開けておいてもらえると助かる」とのご要望を受け、錆びついていた補助錠もピッキングで無傷開錠。
この鍵は、内部のバネが経年劣化により固着しており、油を差してもなかなか動かず。構造的には古いタイプのウエーハー錠で、ピンテンションの効かせ方にコツがいる難しいタイプでしたが、技術的アプローチを変えながら30分で無事開錠できました。
「相続後に空き家になっている家を放置しているのが不安…」「鍵が古くて誰にも相談できない」といったご相談、ここ数年で非常に増えています。
中でも、今回のように
- 開かないドアがある
- 鍵が1本も残っていない
- 古いメーカーでパーツがない
といったケースは、放っておくと不法侵入や近隣トラブルのリスクも。
そんなときは、まず鍵のことだけでもご相談ください。
ピッキングや特殊開錠に対応できる職人が、現場でしっかりお話を伺い、破壊ではなく最適な手段をご提案します。
今回はY様にも「まさか開くとは思わなかったよ、助かった」とのお言葉をいただきました。
