施工画像
ドアクローザー交換中のコバヤシ。どのサイズにも合わせられるアダプタも在庫しているので安心
ドアクローザーからの油漏れ。ここまでの漏れ方はコバヤシから見てもレアな事例
依頼者様の詳細
- 施工日: 2025年7月25日
- 名前: M.M様50代女性
- 住所: 埼玉県所沢市
- 住宅種別: 築40〜50年のマンション
依頼内容(お客様の困りごと)
「玄関の上にあるアレ、なんだか油が垂れてきてるんですけど…」
M.M様からのお電話は、そんな一言から始まりました。
お住まいは築40年以上のマンション。
10年前に引っ越して以来、特に問題もなく使い続けていた玄関ドアに、最近「バタン!」という大きな音が響くようになり、床や壁にまで油が飛び散るようになってしまったとのことでした。
最初は、ガーゼを当てて応急処置をされていたそうですが、どんどん症状が悪化。
床や壁紙に油の跡がついてしまい、来客のたびに恥ずかしい思いをしていたとおっしゃっていました。
さらに、築古マンションということもあり、「もしかしてドアごと交換になるのでは…?」という不安も大きかったそうです。過去に他の業者に問い合わせた際、「古いタイプだから部品がないかもしれません」と言われたこともあったため、半ば諦めモードでのご相談でした。
コバヤシのご提案
現地を確認したところ、設置されていたのはNHN製のドアクローザー。
このメーカーはすでに廃業となり、部品供給も終了しています。
さらに、少なくとも15年以上前のものであることが分かり、内部の油圧シリンダーが破損し、油が大量に漏れ出している状態でした。
ドアクローザーは、ドアをゆっくり静かに閉めるための“制御装置”です。
内部の油圧で開閉スピードを調整しているため、オイル漏れは「完全な故障サイン」。
放置すると、開閉時の衝撃が直にドアや枠、ラッチボルト、鍵へ伝わり、結果として「ドア全体の破損」を引き起こすリスクが非常に高いのです。
今回、M.M様は床や壁の油ジミに困っていただけでなく、近所に響く「バタン!」という音も悩みのタネだったとのこと。「夜遅く帰宅すると、ドアを閉める音で迷惑をかけていないか心配で…」とお話しされていました。
そこで、以下の施工内容をご提案しました
- 古いNHN製ドアクローザーを完全撤去
- 最新型の静音ドアクローザーを新規取り付け
- 取り付け位置とネジ穴の補修(古い下地が劣化していたため)
- 開閉速度の調整(閉まり際の速度を緩やかにし、静かに閉まる設定へ)
施工は約1時間で完了。
取り付け後には、油漏れの跡を丁寧に拭き取り、M.M様にも操作感を確認していただきました。
実際にドアを開け閉めしていただいた際には、「えっ…こんなに静かになるんですね!」と驚かれた表情がとても印象的でした。
放置するとどうなる?
ドアクローザーの油漏れを放置すると、次のようなリスクが高まります
- ドアの立て付けが悪化
開閉時の衝撃が蓄積し、枠が歪んだりドアが下がる原因に。 - ラッチボルト・鍵の故障
閉まる際の勢いで金具が強打され、鍵の噛み合わせが悪くなる。 - 騒音トラブル
「バタン!」という音がご近所に響き、騒音問題のきっかけになることも。

今回も、もう少し放置していれば、鍵やドアノブの交換も必要になり、修理費が倍以上かかっていた可能性があります。
施工後、M.M様からいただいた言葉はこうでした。
「もっと早くお願いすればよかった…。あの油漏れ、見るたびに気になっていたんです。でも、こんなに短時間で直るなんて思っていませんでした。音もしないし、ドアが軽くなった気がする!」
このお言葉が、職人としては何より嬉しい瞬間です。
コバヤシからの提案(続き)
築年数の古いマンションでは、ドアクローザーや鍵などのパーツが製造終了になっていることが少なくありません。
しかし、パーツが廃番でも「交換できる手段はある」というのが、コバヤシの強みです。
例えば今回のように、現場に合わせた調整・取付穴の補修、スピード調整などを行うことで、最新のクローザーを“ぴったり馴染ませる”施工が可能です。
「音が大きい」「ドアが急に閉まる」「油が垂れてきた」──こうした小さなサインを放置せず、早めにご相談いただければ、コストを抑えて長持ちする修理ができます。
玄関は“家の顔”であり、“安全の入り口”でもあります。
その玄関ドアが常に静かでスムーズに動くことは、暮らしの快適さに直結します。
もし同じようなお悩みがあれば、お気軽にコバヤシまでお問い合わせください。
