先日、ある記事(【Amazon検証】鍵が2つの玄関ドアに、人気のSwitchBot「スマートロック」を取り付けた結果 → 人生を5年くらい無駄にした)がネット上で大きな話題になりました。
Amazonで購入した人気のスマートロック「SwitchBot」を二重ロックの玄関に取り付けたところ、「人生を5年くらい無駄にした」とまで語られたその内容は、実は「もっと早く導入すればよかった!」という感動と後悔(良い意味で!)を表すものでした。

QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を爆上げするガジェットは数あれど、スマートロックはその最高峰だというのです。
この記事を私コバヤシが鍵修理のプロとして、その裏側を深掘り!
果たして本当にそんなに素晴らしいのか?
人気のスマートロックって実際どうなの?
──皆さんの疑問にお答えするため、この記事では話題の検証記事を鍵のプロ目線で徹底解剖します。
スマートロックの導入を検討している方はもちろん、すでに使っている方も必見!
メリット・デメリットを分かりやすく解説しながら、あなたの玄関に最適な選択肢を一緒に考えていきましょう。
スマートロックの主なメリットは何か?

スマートロックは、日々の鍵のわずらわしさを解消し、防犯性や快適さを高めてくれる便利なアイテムです。
その理由は以下の通りです
- 鍵を持ち歩かなくてもよくなる
- スマホや暗証番号、指紋などで開錠できる
- 鍵穴の劣化を防げる
具体的なメリット
- スマホで遠隔操作や家族の帰宅確認ができる
- 暗証番号やカードの登録・削除が簡単
- 鍵の紛失リスクがなくなる
- 手ぶらで外出できる
スマートロックのデメリットや注意点は?

スマートロックは便利な反面、設置や使用時に注意すべき点も多くあります。
よくあるデメリット
1. 電源や耐久性に関する問題
- 電池切れでロックが動かなくなる
- 数年でモーターやタッチパネルが故障することがある
- 直射日光で本体が劣化する
- 粘着テープ式は落下・破損リスクあり
2. 防犯上の不安
- 外側の部品をこじ開けられるリスクあり
3. 設置・初期設定の手間
- 初期設定が複雑
- アプリ連携が面倒
- セッティング方法によっては作動しないことも
4. ドアとの相性問題
- ドアノブやサムターン形状によっては取り付け不可
- 本体サイズが合わない場合も
- 古いドアでうまく動かないことも
どのような人や家庭にスマートロックは向いているか?

スマートロックは以下のような環境に向いています
小さなお子さんがいる家庭
- 小学生は鍵を失くしがち
- 暗証番号やカードで解錠できて安心
高齢のご家族と暮らしている家庭
- 指紋が認識されにくい高齢者にはカード・暗証番号が便利
- 鍵を取り出す動作の負担軽減
共働き家庭や忙しい人
- スマホで施解錠・帰宅確認が可能
- 物理鍵が不要
手ぶらで行動したい人
- 買い物やランニングにも最適
- 鍵を持ち歩かなくてよい
スマートロックの種類や選び方のポイント

1. 取り付け方法で選ぶ
両面テープ式
- 工事不要だが落下リスクあり
ネジ固定式・有線式
- 安定感・信頼性あり
- 有線タイプは誤作動が少なく安全性高
おすすめ:有線タイプ+ネジ固定式
2. 通信方式で選ぶ
ワイヤレス(Bluetooth/Wi-Fi)
- 便利だが通信エラーリスクあり
有線式
- 通信エラーが起きにくくセキュリティ重視の人に◎
3. 認証方法で選ぶ
- 指紋認証:早いが高齢者は認識されにくい
- ICカード:子ども・高齢者にも使いやすい
- 暗証番号:鍵不要だが使い回し注意
- スマホアプリ:遠隔管理・履歴確認可能
4. 取り付けは誰がする?
- 初心者は専門業者に依頼がおすすめ
- 自分での取り付けはトラブルリスクあり

実際の利用者の口コミと導入事例

よくある利点の声
- 鍵不要で快適
- スマホで家族の帰宅確認ができる
- アプリ連携で履歴確認も便利
よくある問題点
- 電池切れや接続不良で使わなくなる
- Bluetooth接続の不安定さ
- テープ式は時間とともに落下
よくある失敗パターン
- 安価モデルに飛びついて失敗
- 設定が面倒で使用中断
- 数ヶ月後に不便を実感し放置
鍵のプロ、コバヤシが推奨するスマートロックは?

玄関用スマートロック FUKI iNAHO Ei-LOCK
おすすめポイント:
- 内外ネジ固定で安心
- 有線接続で安定
- 暗証番号・カード・スマホに対応
- 警告音によるいたずら防止機能あり
- ドア穴あけ不要(※一部例外あり)
- 非常時は物理鍵も使用可能
面付け補助錠前 FUKI INAHO Smart RimLock Lite

おすすめポイント:
- 二重認証モード搭載
- 指紋100指/カード50枚登録可
- 高温時自動開錠機能
- 警告音機能あり
- 電池切れ時も非常電源供給可能
- 有線設計で信頼性高
【Amazon検証】の記事を読んでの感想

鍵修理の仕事をしている私が気になったのは、
- マグネット式の固定:盗難リスクが高く非推奨
- ドアの相性:形状や古さによっては取り付けが難しい
スマートロック自体は便利でも、日本の多様な玄関ドアには慎重な選定が必要です。
最後に鍵修理のプロが伝えたいこと

意外と盲点?電池切れとメンテナンス
- 電池が切れると施錠できない
- 機種によっては交換が面倒
- 電池残量には常に注意を!
スマホ管理の圧倒的な利便性
- 鍵を持たずに外出OK
- 履歴確認・遠隔操作も便利
- 一度使うと手放せなくなる魅力あり
高いセキュリティと安心感
- 鍵紛失時の対応が簡単
- 番号・カード・指紋の登録削除が即時可能
- 不正侵入リスクを下げられる
また鍵を持たずに外出することが多いと、スマートロックが壊れた際家の中に入れないトラブルも多いので
必ず非常用に鍵を持って出かけてください
スマートロックは「便利さ」だけで選ぶと失敗します。
使用環境・家族構成・ドアの形状をよく考慮し、信頼性の高いモデルをプロに取り付けてもらうことが、後悔しないスマートロック選びのコツです。

