玄関ドアの開閉がスムーズにできなくなると、「自分で修理できるのか?それとも業者に頼むべきか?」と悩む方が多いでしょう。本記事では、その判断基準を分かりやすく解説し、安全に修理するためのポイントも紹介します。
玄関ドアの建付けが悪くなる原因とは?

「玄関ドアの調子が悪いな…」と感じたことはありませんか?
ドアの開閉がスムーズにいかなかったり、閉まりにくくなったりすると、毎日の生活でストレスを感じますよね。
玄関ドアの建付けが悪くなる主な原因を、わかりやすく解説しましょう。
原因① ドアクローザーや蝶番の劣化
玄関ドアの上についている「ドアクローザー」や、ドアを支える「蝶番(ちょうつがい)」は、日々の開閉で少しずつ劣化していきます。
- ドアクローザーの経年劣化
ドアが閉まる速度を調整する部品で、古くなると油漏れなどを起こし、ドアの閉まりが悪くなります。 - 蝶番の経年劣化
ドアとドア枠をつなぐ金具です。劣化すると、ドアが傾いたり、開閉時に異音がしたりします。
これらは消耗品なので、長く使っていれば自然と劣化してしまうんです。
原因② ドアの扱いや外部からの影響
意外に思われるかもしれませんが、ドアの普段の扱い方や、外部からの影響も大きな原因になります。
- ドアを無理に閉めている
ドアを閉めるときに、外から強く押したり、中から強く引いたりしていませんか?
実は、日本人の5人中3人がこのような方法でドアを閉めていると言われています。
これはドアに大きな負担をかけ、建付けが悪くなる原因になります。 - お子さんがドアにぶら下がった
小さなお子さんがいるご家庭では、ドアにぶら下がってしまうことがあるかもしれません。
軽い体重でも、ドアや蝶番には大きな負荷がかかります。 - 突風による影響
台風や強風の日に、突然ドアが勢いよく開いたり、閉まったりすることがありますよね。
このような突風が原因で、ドア本体や蝶番がゆがんでしまうことがあります。 - 地震によるドア枠のずれ
地震の揺れで、建物の構造自体にわずかなゆがみが生じ、それが原因でドア枠がずれてしまうことがあります。
ドア枠がずれると、ドアの開閉に影響が出ます。
このような力が継続的に加わることで、ドアは少しずつ変形したり、部品に負担がかかったりするのです。
原因③ ドアや部品の故障・劣化
ドア本体や、ドアの開閉に関わる部品そのものが原因で、建付けが悪くなることもあります。
- ドアノブが硬くなった
ドアノブが回しにくくなると、開けるときに無理な力を加えがちです。
これが繰り返されると、ドア全体に負担がかかります。 - ラッチボルトの破損
ドアを閉めたときに「カチッ」と音を立ててドア枠に収まる部品を「ラッチボルト」と言います。
これが壊れると、ドアがしっかりと閉まらなくなります。 - 木製ドアの膨張・収縮
木製のドアは、湿度が高い時期には湿気を吸って膨らみ、乾燥している時期には縮みます。
これにより、ドア枠との間に隙間ができたり、きつくなったりすることがあります。 - サムラッチ錠の破損
古いタイプの玄関ドアによく見られる「サムラッチ錠」が壊れていると、開閉時に強引な操作をしてしまい、ドアに負担をかけることがあります。 - ドアノブが外れたまま使用
ドアノブがぐらついていたり、外れていたりするのにそのまま使っていると、開閉時にドア本体に無理な力がかかってしまいます。 - 経年劣化によるドアのゆがみ
長年使っていると、ドア自体が少しずつゆがんでくることがあります。
特に重いドアの場合、その傾向は顕著です。
これらの原因に心当たりがある場合は、早めの対処が必要です。
自分で修理できるケース

以下のような場合は、自分で修理できる可能性があります。
1. 蝶番のネジが緩んでいる場合
ドアの蝶番(ちょうつがい)のネジが緩んでいる場合は、締め直すことで改善できることがあります。
確認方法
- ドアを開閉しながら、蝶番やネジの状態を目視でチェックする。
- ネジがグラグラしている場合は、締め直す。
必要な工具
- 脚立(ドアの上部のネジを締める際に必要)
- インパクトドライバー(トルク管理(締付け強度)できる物)
- 食いつきの良いプラスビットドライバー(ネジ山をつぶさないため)
注意点
- ネジ穴が広がっている場合は、ネジを締めても効かないことがある。
- ネジが固着している場合は、無理に回さない。
業者に頼むべきケース

次の4つのケースに該当する場合は、業者に依頼することをおすすめします。
1. 蝶番の締め付けができない場合
- ネジ穴が広がってしまい、ネジが締まらない場合は、補修が必要です。
- 自分で補修するには専用のパテや補修剤が必要になりますが、施工ミスをすると余計に悪化することも。
2. 玄関ドアがドア枠に擦っている場合
- ドアを開閉するときに枠に当たってしまう場合は、ドア自体が傾いている可能性があります。
- 放置するとドアの開閉がますます困難になるため、早めの対応が必要です。
3. 蝶番が取れている場合
- 蝶番が完全に外れてしまっている場合は、修理が難しくなります。
- ドアの傾きや強度にも影響するため、専門的な施工が必要になります。
4. 普段、工具を使う仕事をしていない場合
- 修理には適切な工具と経験が必要です。
- 工具を使い慣れていないと、ドアや壁を傷つける可能性があります。
建付の悪い玄関ドアの具体的な症状や兆候とは?

「最近、玄関ドアの調子が悪いな…」と感じていませんか?
もしかしたら、それは玄関ドアの建付けが悪くなっているサインかもしれません。
建付の悪さを放置すると、ドアの開閉がしづらくなるだけでなく、防犯性や断熱性にも影響が出てしまいます。
建付の悪い玄関ドアに現れる具体的な症状や、その原因、そして対策について詳しく解説します。
あなたの玄関ドアに当てはまる症状がないか、ぜひチェックしてみてください。
建付の悪い玄関ドアが引き起こす具体的な症状と兆候
玄関ドアの建付けが悪くなると、さまざまな不具合が生じます。以下のような症状が見られたら、注意が必要です。
- ドアの開閉時に異音がする
「ギー」というきしみ音や、「バッタン!」という大きな音がする場合があります。
特にドアが勢いよく閉まる際に、ドアクローザーの不具合が原因で大きな音が出ることがあります。 - ドアが枠にぶつかる
ドアを閉める際に、枠のどこかにこすれたり、ぶつかったりすることがあります。
これは、ドアが傾いたり、下がったりしているサインです。 - ドアが勝手に開いてしまう・閉まりにくい
ドアを閉めてもすぐに開いてしまったり、逆に閉める際にかなり力を入れないと閉まらなかったりすることがあります。 - 鍵がかけにくい・かかりにくい
鍵を閉めようとすると硬かったり、なかなか鍵がかからなかったりする症状です。
これは、ドアと鍵の位置がずれているために起こります。 - ドアの隙間から風が入る
ドアを閉めているにもかかわらず、ドアの周りから隙間風が入ってくることがあります。
これは、ドアがしっかりと閉まっておらず、隙間ができている証拠です。冬場に特に気になる症状ですね。 - ドアが床や敷居に擦れる
ドアを開閉する際に、ドアの下部が床や敷居に擦れるような音がしたり、実際に擦れた跡が見られたりすることがあります。
建付の悪化を防ぐためにできること
玄関ドアの建付けの悪化を完全に防ぐことは難しいですが、日頃から以下の点に気を付けることで、寿命を延ばし、トラブルを未然に防ぐことができます。
- 風が強い日の注意
台風の日や風が強い日は、ドアが急に開いたり閉まったりして、ドアクローザーや蝶番に大きな負担がかかることがあります。ドアを勢いよく開閉しないよう注意しましょう。 - ドアクローザーの点検
玄関ドアが「ギーバッタン!」と大きな音を立てて閉まる場合は、ドアクローザーの交換時期かもしれません。
早めに専門業者に相談しましょう。 - 定期的なメンテナンス
目安として、10年に一度は玄関ドアの蝶番の調整や、潤滑剤を塗るなどのメンテナンスを行うと良いでしょう。
これにより、スムーズな開閉を保てます。 - 異常を感じたら早めに修理
ドアが枠にぶつかる、鍵が閉まりにくい、隙間風が入るなど、少しでも異常を感じたら、放置せずに早めに修理を検討しましょう。
どこに修理を依頼すれば良いの?
玄関ドアの建付け修理は、専門的な知識と技術が必要です。
ご自身での修理は、かえって状態を悪化させてしまう可能性もあります。
修理を依頼する際は、地元で評判の良い玄関ドア修理業者に連絡して修理してもらうのがおすすめです。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することも大切です。
施工事例
【朝霞市のマンション】引っ越しに伴う鍵交換とドアクローザー修理で近隣トラブル回避!古いマンションの玄関を快適にリフレッシュ
今回のお客様のO様。以前お知り合いの方がコバヤシのサービスを受けたことがあり、紹介してくださったみたいです。
お客様の声
「本当に、やってよかったですよ。引っ越してきたばかりで鍵の不安もあったし、何よりドアが『バン!』と閉まるたびに近所迷惑になっていないか、すごく気になっていたんです」
そう語るのは、朝霞市にお住まいのO様。鍵の重さ、ドアの閉まる音、いつ壊れるかわからない不安…。小さなストレスが毎日積み重なっていたそうです。
しかし、コバヤシによるドアと鍵の総点検、そして修理を終えた後、O様の表情は一変しました。
「鍵もすごく軽くなったし、ドアの閉まる音も『スゥー…』って静かになって。こんなに変わるんだって驚きました。自分では気づかなかったところまで丁寧に見てくれて、これで安心して暮らせます」
長年の悩みが、たった一度の作業で解決した喜びと感動が伝わってくる、最高の笑顔でした。
事例概要
築43年のマンションにお住まいのお客様から、「鍵が重い」「ドアが勢いよく閉まる」というご相談をいただきました。
診断の結果、明らかになったのは不具合の連鎖です。
- 長年の使用で摩耗した鍵と錠前の劣化
- 油切れで機能しなくなったドアクローザー
この2つの問題が互いに影響し合い、ドア全体の不調を引き起こしていました。
ドアが「バン!」と閉まる衝撃が鍵や錠前に負担をかけ、さらに不具合を加速させていたのです。
具体的な施工内容
今回は、ただ鍵を交換するだけではありません。根本的な原因を解決するために、以下の3つの作業を行いました。
- 上下2箇所のシリンダー交換: 最新の高セキュリティ鍵に交換し、防犯性を大幅に向上させました。
- 錠前・デッドボルトのオーバーホール: ドア内部の心臓部ともいえる部品をすべて分解し、摩耗した箇所を丁寧に調整。これにより、鍵の開け閉めがスムーズになります。
- ドアクローザー交換: ドアが静かに閉まるよう、新品のドアクローザーに交換。開閉スピードを適切に調整し、ドアへの負担を軽減しました。
こうした目には見えない部分の丁寧な作業が、お客様の長年のストレスを解消する鍵となりました。
コバヤシの神技ポイント
コバヤシが他社と一線を画すのは、単なる部品交換で終わらない、深い知識と確かな技術力です。
- ドア全体の「健康診断」: 目の前の症状だけでなく、その根本原因を徹底的に見抜きます。
今回はドアクローザーの不具合が、鍵の不調につながっていることを見抜きました。 - 「部分修理」ではなく「全体修理」: ドアは鍵、錠前、ドアクローザー、すべての部品が連携して動いています。
コバヤシはそれぞれの部品を点検し、相互作用まで考慮した最適な修理方法をご提案します。
他業者との違い
- 専門性: ドアと鍵の専門家だからこそ、築年数が古い建物特有の複雑な問題にも対応できます。
- 丁寧な説明: 難しい専門用語を使わず、お客様が納得できるまで丁寧に説明します。
- トータルでの安心感: 見えない不具合まで見つけて解決するため、一度の依頼で「長く安心して使える」というメリットが得られます。
「分譲マンションだから管理会社が…」と諦めていた方も、ご自身の判断で修理やリフォームを行うことで、今後の安心感につながります。
あなたの家のドア、もしかしたらコバヤシの助けを待っているかもしれません。
少しでも気になったら、まずはご相談ください。

ドア修理のプロ、コバヤシの玄関ドア建付の修理例
毎日使う玄関ドアだからこそ、小さな不具合も生活に大きな支障をきたします。
ドア修理のプロである私コバヤシは、これまで数多くの玄関ドアトラブルを解決してきました。
突然の故障から経年劣化まで、どんな症状でも的確に診断し、根本原因から解決いたします。
これまでの修理実績
- 突風による蝶番修理
強風で曲がった蝶番を修理し、原因となっていたドアクローザーも同時に交換 - ラッチボルト不具合の解決
症状の出ていたラッチボルトを修理後、根本原因のドアクローザーを新品に交換 - 騒音問題の根本解決
「ギーバッタン!」と大きな音で閉まるドアのサムラッチ錠とラッチボルトを交換し、ドアクローザーも一新 - 挟み込み事故による蝶番交換
傘が挟まって曲がった玄関ドアの蝶番を迅速に交換対応 - 重度損傷時の適切な判断
突風でくの字に曲がり修理不可能と判断したケースでは、信頼できる玄関ドア業者を無料でご紹介 - 熱変形への対応
西陽による熱変形で開閉に支障が出たドア本体を精密に削り、スムーズな動作を復旧
一つの症状の裏には、必ず根本原因があります。
私コバヤシは表面的な修理ではなく、再発防止まで考えた総合的な解決をご提案します。
玄関ドアでお困りの際は、まずはお気軽にご相談ください。

自分で修理する際の注意点

自分で修理する場合、以下の点に十分注意してください。
- 玄関ドアは重い(約40kg〜80kg)ため、大怪我のリスクがある
- 特に一人で作業する場合、バランスを崩すと転倒や指詰めの危険がある。
- 修理中に誤ってドアを閉めてしまうと、鍵やラッチボルトが操作できなくなる事故が発生することがある
- 万が一のために、修理前に鍵の開閉を確認する。
- 適切な工具がないと作業が困難になる
- ネジ山を潰してしまうと、修理がより複雑になる可能性がある。
まとめ
玄関ドアの建付け修理は、「ネジの締め直し程度なら自分でできる」ものの、それ以上の修理は専門業者に依頼するのが安全です。
特に、
✅ 蝶番が取れている
✅ ドア枠に擦れている
✅ ネジが締められない
✅ 工具に慣れていない
このような場合は無理をせず、プロに依頼しましょう。
ドアの不具合を放置すると、最悪の場合ドアごと交換が必要になるケースもあるため、早めの対応が重要です。
無理なDIYは避け、安全第一で対応しましょう!
