玄関ドアは毎日使うため、長年の使用によって劣化し、交換が必要になることがあります。
しかし、どのタイミングで交換すればよいのか分からない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、玄関ドアの交換時期の目安となる劣化サインとその対策について詳しく解説します。
玄関ドア交換の4つのタイミング
1. ラッチボルトが壊れた時

ラッチボルトは、ドアを閉めたときに固定する重要な部品です。
しかし、毎日の開閉で負担がかかり、次第に摩耗して故障することがあります。
玄関ドアの重さは、ドアの素材によりますが約40kg〜80kg前後あり、1日約20回強の開閉を続けると、20年間で15万回〜20万回にもなります。
この蓄積された負担がラッチボルトの摩耗や故障を引き起こす原因となります。
劣化のサイン
- ドアがしっかり閉まらず、隙間ができる
- ドアを開けるときに引っかかる感じがする
- ドアを閉めた後、勝手に開いてしまうことがある
対策
- ラッチボルトの修理や交換を行う
- 修理や交換が難しい場合はドア交換を検討する
2. ドアノブが壊れた時

ドアノブはラッチボルトと繋がっており、ラッチボルトが壊れるとドアノブも連動して機能しなくなることがあります。
劣化のサイン
- ドアノブが回らなくなる
- ドアノブを押したり引いたりすると硬い
- ドアノブがグラグラしている
- 鍵を回しても開閉できない
対策
- 早めにドアノブの修理または交換を行う
- 玄関ドア全体の交換を検討する
3. ドアクローザーが壊れた時

ドアクローザーは、ドアがゆっくり閉まるようにする部品ですが、劣化すると正常に機能しなくなります。
劣化のサイン
- ドアが「ギーバッタン」と激しく閉まる
- ドアを開けたままにできず、すぐに閉まる
- ドアの蝶番やフロアーヒンジがガタつく
対策
- ドアクローザーの調整や交換を行う
- 建付けが悪くなっている場合はドア交換を検討する
4. 鍵が回りにくくなった時

鍵の回りが硬くなるのは、シリンダーの経年劣化やドアの建付けのズレが原因です。
劣化のサイン
- 鍵を回すのに力が必要
- 鍵が途中で引っかかる
- 鍵を抜くときにスムーズに抜けない
対策
- 鍵穴の掃除や潤滑剤を試す
- 改善しない場合は鍵の交換、またはドア全体の交換を検討
その他の交換が必要なケース
以下のような場合も、玄関ドアの交換を検討する必要があります。
- 玄関ドア自体やドア枠が歪み、変形している
- 強風でドアが開きすぎて壁にぶつかり、大破した
- ドアの塗装が剥がれ、見た目が悪くなっている
- 防犯性能が低く、不安を感じるようになった
まとめ
玄関ドアは毎日の使用で少しずつ劣化し、最終的には交換が必要になります。
特に、ラッチボルトやドアノブ、ドアクローザー、鍵に異常が見られたら、早めに対策を講じましょう。
また、ドアの歪みや外的ダメージによる破損も交換のサインです。
安全で快適な玄関を保つためにも、定期的に点検し、必要に応じて交換を行いましょう。